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2021/01/25 09:03

神経質な値動きか、新型コロナ感染拡大を不安視 無料記事

◆週明け25日の香港マーケットは、新型コロナ感染拡大が続く中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.6%安と続落した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.1%高と4日続伸し、連日で最高値を更新したものの、上昇の勢いは弱まっている。大型経済対策の実施に懐疑的な見方が広がった。バイデン新政権が打ち出した総額1兆9000億米ドル規模の経済対策に関し、与党・民主党の一部議員から反対の声が上がっている。上院の議席数は与野党で拮抗しているため、民主党から1人でも造反者が出れば可決できない。景気敏感株など、これまで経済対策の期待で買われていた銘柄群が売りに押された。
 内部的にも不安材料がある。中国本土では、新型コロナウイルスの新規感染者数が依然として高止まりし、感染拡大が止まらない香港では行動規制が強化された。香港政府は23日、感染拡大が続く九竜半島の一部区域をロックダウン(都市封鎖)している。
 こうした中、本日の本土・香港マーケットは全体として神経質な値動きか。中国の政策に対する期待感は根強いものの、足もとの景気不安が投資家心理の重しとなりそうだ。新型コロナ感染拡大が続く中、春節連休(2月11〜17日)を前に、中国では行動制限を強化している。


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