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2021/08/27 08:54

上値の重い展開か、外部環境が不透明 無料記事

◆27日の香港マーケットは、海外情勢の不透明感で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と5日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.6%安と6日ぶりにそれぞれ反落した。高値警戒感が意識されたほか(ナスダック指数などは連日で最高値更新)、アフガニスタンを巡る地政学リスクが投資家のリスク回避スタンスにつながっている。アフガニスタンのカブール空港で26日、少なくとも2回の爆発があり、米兵12人を含む60人超が死亡したと報じられた。その後、タリバンに敵対する過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出し、米国防総省は自爆テロの可能性を指摘している。このほか、米金融政策を見極めたいとするムードも漂った。あすオンラインで開催されるジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演する。テーパリング(量的緩和の縮小)前倒しに言及するかが焦点だ。それに先立ち、複数の連銀総裁が「テーパリングを協議する準備はできている」と発言している。
 一方、内部的には好悪材料が入り混じる状況。まず、当局が景気テコ入れ策を強めるとの見方が広がっていることはプラスだ。中国人民銀行(中央銀行)は足もとで、リバースレポを通じた資金供給を強化している。また、商務部は26日、新型コロナウイルス感染流行で苦境に陥った貿易やホテル、小売などの事業者に向けた追加の支援策を打ち出した。半面、ネットや不動産など各分野に対する締め付けの余波は懸念されている。国内経済の成長に圧力がかかるとの見方だ。また、コロナウイルスの起源を巡り、米中対立が悪化するとの警戒感もくすぶっている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の景気テコ入れ策に対する期待感は支えになりそうだが、外部環境の不透明感が相場の足かせとなりそうだ。
 なお、香港・本土では主要企業の中間決算報告が佳境に入っている。本日は、鞍鋼(347/HK)や江西銅業(358/HK)、中国石油化工(386/HK)、中国国際航空(753/HK)、中興通訊(763/HK)、安徽海螺水泥(914/HK)、龍源電力集団(916/HK)、中国建設銀行(939/HK)、中芯国際集成電路製造(981/HK)、大唐国際発電(991/HK)、中国南方航空(1055/HK)、華電国際電力(1071/HK)、中国神華能源(1088/HK)、エン州煤業(1171/HK)、比亜迪(1211/HK)、中国工商銀行(1398/HK)、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)、中国中車(1766/HK)、広発証券(1776/HK)、中国国際海運集装箱(2039/HK)、万科企業(2202/HK)、長城汽車(2333/HK)、中国太平洋保険(集団)(2601/HK)、上海電気集団(2727/HK)、中国建材(3323/HK)、交通銀行(3328/HK)、中国重汽(3808/HK)などが発表する予定だ。

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