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2021/09/16 08:56

買い先行か、中国産業締め付け不安で上値の重さも 無料記事

◆16日の香港マーケットは、原油高で買い先行も、中国産業締め付けの不安で上値が重そうだ。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は落ち着きつつある。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.7%高と反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.8%高と6日ぶりに反発した。米景気の過度な先行き不安が後退。9月のNY連銀製造業景況指数は予想外に大幅上昇し、中でも販売価格の指数は過去最高を更新した。原油高も追い風。WTI原油先物は3.1%高と大幅に4日続伸し、一時は8月上旬以来の高値水準に達した。ただ、カオ政府がカジノ規制強化案を示したことが嫌気され、カジノ銘柄は急落。中国の締め付け懸念が強まり、ADR(米国預託証券)上場する中国企業株にも売りが波及した。
 中国国内では産業締め付けの不安が続いている。上述したように、当局の監督管理強化は、プラットフォーム企業から教育産業、不動産業などに続き、マカオ・カジノにも及んでいる。「ネット企業に対する締め付けは峠を越えた」とする見方が一部にはあるものの、投資家の不安は払しょくされていない。
 他方、前日に公表された8月の各種経済統計は軒並み予想を下回った。中でも、小売売上高の伸びは2.5%にとどまり、7月実績(8.5%増)から大幅に鈍化している。指標下振れを巡っては、景気の先行き不安と経済対策の期待が入り混じる状況だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。原油高などは好感されそうだが、中国の産業締め付けに対する不安は依然としてくすぶっている。


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