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2021/10/18 08:44

神経質な値動きか、中国GDPに注目 無料記事

◆週明け18日の香港マーケットは、中国指標をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.1%高と続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.5%高と3日続伸した(NYダウは9月上旬以来の高値水準を回復)。主要企業に好決算が相次いだことや、米経済指標の改善が投資家のリスク選好を強めている。モルガン・スタンレーやバンク・オブ・アメリカに続き、ゴールドマン・サックスの7〜9月期決算も市場予想を上回った。米調査会社のまとめによれば、米主要500種の7〜9月期利益は、前年同期比で32.0%増加する見込みとなっている。この日公表された経済指標では、9月小売売上高の伸びが予想外のプラスだった。
 一方、中国国内では本日の取引時間中(日本時間午前11時ごろ)に、第3四半期のGDP成長率、9月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が報告される予定。注目のGDP成長率に関しては、前年同期比5.0%となり、前四半期(7.9%)から鈍化する見通しだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。米株高などを好感し買い先行しそうだが、上述したように、中国指標の内容次第では相場が乱高下する恐れもあろう。




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