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2021/11/02 08:46

下値固めの展開か、米株高値更新が支えに 無料記事

◆2日の香港マーケットは、米株高を支えに下値を固める展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.2%高と3日続伸し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.6%高と6日続伸した。それぞれ連日で史上最高値を更新している。企業決算の好調が投資家のリスク選好を強めさせた。米主要企業の四半期決算報告が進む中、これまでに公表した企業の多くで1株利益が予想を上回っている。米景気指標の上振れもプラス。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した10月の製造業景況感指数は60.8となり、予想(60.5)を上回った。景況判断の分かれ目となる50を大幅に超過している。
 一方、中国国内の環境は不透明。新型コロナウイルス感染が再拡大しつつある中、景気回復ペースの鈍化が警戒される状況だ。中国では10月17日からの2週間ほどで、400人超の新規感染者が確認されている。上海ディズニーランドでは、来園者1人に感染が判明したため、1日から2日間、臨時休園することを決めた。北京冬季オリンピックの開催を来年に控え、政府は「ゼロコロナ政策」を推進していることもあり、行動規制の強化が見込まれる状況だ。他方、景況感は強弱感が交錯。10月31日に公表された10月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.2となり、市場予想(49.7)に反して前月の49.6から低下した。半面、11月1日公表の民間が集計した財新・中国製造業PMIは50.6で着地し、予想を上回っている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは下値を固める展開か。中国国内に懸念材料はあるものの、連日の米株高値更新が支えとなりそうだ。中国景気の先行き不安がくすぶる中、当局の経済対策に対する期待も改めて意識されよう。


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