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2021/06/21 08:56

売り先行か、米利上げ前倒し観測が逆風 無料記事

◆週明け21日の香港マーケットは、米利上げ前倒し観測を嫌気して売り先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.6%安と5日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.9%安と反落した。NYダウの週間下落率は今年最大となっている。米連邦準備理事会(FRB)が利上げ再開時期を前倒しするとの見方が浮上し、投資家のリスク回避スタンスが強まった。セントルイス地区連銀のブラード総裁は18日、米メディアのインタビューに答え、「インフレ加速により、FRBは2022年にも最初の利上げを実施するだろう」と明言。先ごろ開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、2023年内の利上げ予想が示されている。同総裁は金融政策に対し緩和的だっただけに、政策の正常化が想定より早まると懸念された。米株市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は、前日比16.62%高の20.70ポイントに急上昇し、5月21日以来、約1カ月ぶりに20ポイントの節目を上回っている。
 一方、中国国内では本日朝方、中国人民銀行(中央銀行)が銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を公表する予定(月に一度、原則20日に公表)。金利は前月まで13カ月連続で据え置かれている。今回も変更はないとの見方が市場のコンセンサスだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは苦戦を強いられそうだ。上述したように、米利上げの前倒し観測がマイナス材料だ。米10年債利回りの急上昇や、金属市況安も逆風となろう。先週末のロンドン金属取引所(LME)では、銅先物が約2カ月ぶりの安値を付けている。


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