/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2021/12/13 08:56

しっかりか、中国経済対策に期待感 無料記事

◆週明け13日の香港マーケットは、中国経済対策の期待感でしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.7%高とそろって反発した。機関投資家がベンチマークとして重視するS&P500指数は1.0%上昇し、約3週ぶりに史上最高値を更新している。インフレ高進の警戒感がやや後退。朝方公表された11月の米消費者物価指数(CPI)は大幅上昇したものの、ほぼ市場予想通りだったこともあり、投資家の懸念がひとまず和らいだ。米長期金利も低下。株価の割高感が薄れ、ハイテク株など高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に安心買いが広がった。株式市場の不安心理を表すVIX(20を超えると不安心理が高まった状態とされる通称「恐怖指数」)は18.69となり、前日比で13.39%低下。節目の20を再び下回った。
 一方、中国国内では、経済対策の期待感が強まる状況。先週閉幕した翌年の経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」では、減税で内需拡大を促す方針などが採択された。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。新型コロナ変異ウイルス「オミクロン」が世界的に感染拡大するなど不安材料は散見されるものの、上述したように、中国経済対策の期待感が相場を支えよう。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース