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2022/01/31 09:03

大型連休前に方向感を欠く展開か、本土は休場 無料記事

◆短縮取引となる31日の香港マーケットは、春節(旧正月)の大型連休を前に方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.7%高と4日ぶりに反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も3.1%高と急反発した。ハイテク大手の好決算で投資家心理が上向く。米アップルが報告した10〜12月期決算では、売上高と純利益が過去最高を記録した。同社株は7.0%高と急伸し、他のハイテク大手に買いが波及している。また、米10年債利回りが低下に転じたことも、ハイテク株など高PER(株価収益率)のグロース(成長)株にとっての追い風となっている。
 一方、中国国内に目立った手がかりはない。春節(旧正月)の大型連休がスタートし、本土市場はきょう31日〜2月4日まで休場となることもあり、相場に影響を与えるニュースフローにも乏しい(香港市場は31日午後〜3日まで休場)。また、前日発表された今年1月の中国製造業PMIについては、ほぼ想定内と言えるため、取引材料としては力不足となる。
 こうした中、本日の香港マーケットは全体として方向感を欠く展開か。本土市場が休場となり、香港市場も短縮取引とあって、積極的な売買が手控えられそうだ。ただ、先週のハンセン科技指数は指数公表以来の安値圏で推移していただけに、「ニューエコノミー」関連に自律反発狙いの買いが入ることには期待したい。


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