2022/02/15 08:48
上値の重い展開か、外部環境が不透明
◆15日の香港マーケットは、外部環境の不透明感で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境には依然として不透明要因が重なっている。東欧地域の地政学リスクと、資源インフレが懸念材料だ。フランス外相は14日、「ロシア軍はウクライナ侵攻の準備を整えた」の見解を示した上で、欧州は大規模な制裁措置をとる用意があると明言している。また、ブリンケン米国務長官は同日、ウクライナの首都キエフにある米大使館を閉鎖し、大使館機能を西部に移転すると発表した。資源相場を巡っては、原油高に歯止めがかからない。WTI原油先物は2.5%高と4日続伸し、一時、約7年5カ月ぶりの高値を付けた。こうした中、昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と3日続落している。ハイテク株比率の大きいナスダック指は前日比でほぼ変わらずだが、上値は重かった。
一方、内部的には新規材料に乏しい。引き続き、新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感と経済対策の期待感が綱引きとなる状況だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。足もとの下げが急ピッチだったこともあり、政策恩恵銘柄などに押し目買いが入る可能性はあるものの、ウクライナ情勢の不透明感が投資家の慎重スタンスを強めさせそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境には依然として不透明要因が重なっている。東欧地域の地政学リスクと、資源インフレが懸念材料だ。フランス外相は14日、「ロシア軍はウクライナ侵攻の準備を整えた」の見解を示した上で、欧州は大規模な制裁措置をとる用意があると明言している。また、ブリンケン米国務長官は同日、ウクライナの首都キエフにある米大使館を閉鎖し、大使館機能を西部に移転すると発表した。資源相場を巡っては、原油高に歯止めがかからない。WTI原油先物は2.5%高と4日続伸し、一時、約7年5カ月ぶりの高値を付けた。こうした中、昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と3日続落している。ハイテク株比率の大きいナスダック指は前日比でほぼ変わらずだが、上値は重かった。
一方、内部的には新規材料に乏しい。引き続き、新型コロナウイルス感染再拡大の警戒感と経済対策の期待感が綱引きとなる状況だ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。足もとの下げが急ピッチだったこともあり、政策恩恵銘柄などに押し目買いが入る可能性はあるものの、ウクライナ情勢の不透明感が投資家の慎重スタンスを強めさせそうだ。
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