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2021/07/16 08:57

上値の重い展開か、新規材料に乏しく 無料記事

◆16日の香港マーケットは、新規材料に乏しい中で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境に目立った材料は見当たらない。昨夜の米株市場は、全体として方向感を欠いた。主要指標のNYダウが前日比0.2%高と続伸する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.7%安と3日続落している。この日公表された経済指標はまちまちの内容。7月のNY連銀製造業景況指数が予想以上に上昇し、過去最高を記録する半面、同月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は前月から鈍化し、7カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。手がかり材料難の中、来週から本格化する主要企業の4〜6月期決算を見極めたいとするスタンスも高まっている。
 一方、中国国内の環境は良好。前日発表された4〜6月期のGDP成長率、6月の各種経済統計が無難な内容と受け止められ、過度な景気懸念が後退している。注目のGDP成長率は7.9%となり、市場予想をやや下回ったが、1〜6月では12.7%上昇と予想に一致した。また、単月の経済統計は概ね前月実績を下回ったものの、小売売上高や鉱工業生産額などは市場予想を上回っている。中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスもプラス。人民銀は昨日、市中銀行の預金準備率を0.5%引き下げた(発表は9日)。市場では、景気腰折れを回避するため、もう一段の引き下げがあるとの見方も流れている。また、来週20日に公表される事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」について、一部からは引き下げの可能性も指摘さた。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。内部環境は良好だが、材料の出尽くし感も漂う状況だ。また、韓国やインドネシア、オーストラリアなど一部の国で、感染力の強い新型コロナウイルス変異種(デルタ株)が拡散していることも不安材料としてくすぶる。


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