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2022/03/01 08:38

底堅く推移か、中国経済対策に期待感 無料記事

◆1日の香港マーケットは、中国経済対策の期待感で底堅く推移か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はそれほど悪くない。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.5%安と3日ぶりに反落したものの、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.4%高と3日続伸している。欧米がウクライナ侵攻したロシアに対し、追加の経済制裁を相次ぎ打ち出したことはマイナス材料だ。制裁強化が世界経済に与える影響を不安視している。他方、長期金利が急低下したことは、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株にとっての追い風となった。米10年債利回りは、2月3日以来の低い水準に落ち着いている。
 一方、中国国内では、本日朝方(日本時間10時半ごろ)、2月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表される予定。市場コンセンサスでは、1月からやや低下する見込みだ。また、それに続き、民間集計の財新・中国製造業PMIが発表される(日本時間10時45分ごろ)。市場予想では前月並みで着地する見込みだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅い展開か。上述した景気指標が予想通り低下した場合、景気対策の期待感が強まる可能性もある。ただ、上値は重そうだ。ウクライナ情勢を巡る不透明感や、香港域内の新型コロナウイルス感染拡大など不安材料がくすぶっている。



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