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2021/09/27 08:55

上値の重い展開か、中国恒大集団巡る不透明感くすぶる 無料記事

◆週明け27日の香港マーケットは、中国不動産大手を巡る不透明感で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.1%高と小幅ながら3日続伸した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数0.04%安と4日ぶりに反落したが、下値を叩くような売りはみられていない。米景気回復の期待が相場を支える。米商務省が24日発表した8月の新築住宅販売は前月比で1.5%増加し、2カ月続けて前月比がプラスだった。消費関連株や金融株が買われている。原油高を手がかりに、石油株も物色された。半面、10年債利回りの上昇が続いたことを嫌気し、金利高が逆風となるハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株は売りに押されている。
 一方、内部的には、中国不動産大手の債務問題を巡る懸念が根強い状況。デフォルト(債務不履行)リスクに直面する中国恒大集団(3333/HK)は23日に期限を迎えた米ドル建て社債の利払いが出来ず、30日間の支払い猶予期間に入った。また、同社傘下で、電気自動車(EV)メーカーの中国恒大新能源汽車集団(708/HK)は26日までに、資金繰り悪化を理由に一部事業を停止したと発表している。「中国の中央政府は地方政府に対し、中国恒大集団の経営破たん可能性に備えるよう指示したもよう」とも伝わった。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給など好材料はあるものの、上述したように中国恒大集団を巡る不透明感が相場の足かせとなりそうだ。


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