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2021/11/30 08:48

買い先行か、米株反発が支え 無料記事

◆30日の香港マーケットは、米株反発を好感した買いが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はひとまず安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.7%高と3日ぶりに反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.9%高と反発した。新型コロナ変異ウイルス(オミクロン)を巡る過度な警戒感が後退。26日に今年最大の下げを記録した反動の買いが入っている。バイデン米大統領は29日、アフリカや欧州で「オミクロン」感染が拡大していることに関し、「現時点で米国がロックダウン(都市封鎖)をすることは考えていない」と述べた。経済活動が縮小するとの懸念がやや和らいでいる。他方、世界的な感染拡大を背景に、米利上げ観測はやや弱まった。ハイテク株など高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に安心買いが広がっている。
 一方、中国本土では本日朝方(日本時間10時ごろ)、11月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表される予定。直前の市場コンセンサス予想は、前回の49.2をやや上回る49.7で着地する見込みだ(非製造業PMIはやや低下の予想)。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした値動きか。米株反発を支えに、買い戻しが入りそうだ。このところの急ピッチな下げで、昨日はハンセン指数が約1年2カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。


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