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2021/12/20 09:04

上値の重い展開か、コロナ感染拡大を不安視 無料記事

◆週明け20日の香港マーケットは、コロナ感染拡大の警戒感で上値の重い展開。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.5%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%安とそろって続落した。米国や英国、欧州などの主要中銀が金融政策の正常化を速めていることや、新型コロナウイルス感染の世界的な拡大が投資家心理を冷やしている。米ニューヨーク州では17日、1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新した。また、フランス政府は16日、感染が急拡大する英国からの入国を18日付で原則禁止すると発表。行動規制の広がりで経済活動が停滞すると懸念された。
 中国国内でも同様にコロナ感染が広がっている。中国国家衛生健康委員会の報告によれば、週末(16〜18日)の新規感染者数は284人に拡大した。北京冬季五輪の開催を来年2月に控える中、当局は北京市など一部都市で厳しい移動制限を発令している。
 米国が対中圧力を強めていることもマイナスだ。バイデン米政権は16日、中国の少数民族ウイグル人への弾圧、または中国軍を支援しているとして、中国の42企業・団体に対する投資や輸出を制限する制裁措置を科すと新たに発表。米中対立の激化懸念で、資金流出も警戒される状況だ。17日の外国為替市場では、香港ドルが対米ドルで2年ぶりの安値を付けている。
 なお、中国では本日(日本時間午前10時半ごろ)、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が発表される予定だ。市場の一部では、20カ月ぶりの引き下げ観測も浮上している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。上述したように、コロナ感染拡大や米中対立激化が不安材料だ。ただ、中国金融政策の動向によっては、買い安心感が広がる可能性もあるので注目したい。



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