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2022/01/03 08:54

方向感を欠く展開か、本土は休場 無料記事

◆年明初商い3日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境に目立った手がかりはない。昨年12月31日の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.6%安と4日続落した。指数はこのところ最高値圏で推移していたこともあり、新規の買い材料に乏しい中で売りが優勢となっている。また、年末とあって商いも薄かった。
 一方、内部的には好悪材料が入り混じる。まず、中国経済対策の期待感が高まっていることはプラスだ。国家発展改革委員会のウエブサイトに31日、国内の不動産投資信託(REIT)市場を活性化させる取り組みが掲載された。REITを通じ、インフラ投資を加速させる方針だ。他方、新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないことはマイナス。事実上のロックダウン(都市封鎖)が実施されている西安市では、年明け以降も新規感染者が高止まりしている。また、香港では12月31日、84日ぶりに市中感染者が確認された。
 なお、本土市場は本日、正月で休場。あす4日に取引再開する。
 こうした中、本日の香港マーケットは全体として方向感を欠く展開か。中国経済対策に対する期待感は根強いものの、新型コロナ感染拡大による経済縮小も警戒される状況だ。


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