◆連休明け4日の香港マーケットは、米株高を支えにしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
　外部環境は良好と言える。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.4％高と急反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.8％高と6日ぶりに反発した。新型コロナウイルス治療薬の期待感が投資家心理を上向かせる。米製薬大手のメルクは1日、開発中のコロナ治療薬について有効性が確認できたとし、早期に緊急使用許可を申請すると発表。同薬は「飲み薬」のため利用しやすく、コロナ対策が大幅に前進すると期待された。
　一方、中国では国慶節の大型連休がスタート。本土マーケットは先週1日〜今週7日までが休場となる。政策動向などの重要なニュースフローにも乏しい状況だ。
　こうした中、本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国の電力不足や産業締め付けなどは懸念材料として依然としてくすぶるものの、先週末の米株大幅上昇が相場を下支えしよう。



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