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2021/10/25 08:56

上値の重い展開か、決算動向で選別物色も 無料記事

◆週明け25日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は中立。先週末の米株市場はまちまちの展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.2%高と反発し、約2カ月ぶりに終値で史上最高値を更新している。好業績銘柄の物色が相場を支えた。決算発表シーズンに入った米国では、市場予想を上回る四半期業績を報告する企業が相次いでいる。決算が上振れたアメリカン・エキスプレスが大幅上昇し、NYダウを押し上げた。他方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.8%安と反落。インフレ懸念が強まる中、金利の先高観が浮上し、ハイテク株など高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が売りに押された。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は22日のオンライン討論会で、「インフレ傾向は2022年も続く」と述べている。
 一方、中国国内の環境もやや不透明。中国国務院は23日、個人向け「不動産税」(固定資産税に相当)の試験導入を拡大すると発表している。大手デベロッパーの債務問題を巡り当局者が相次ぎ「不動産業界のリスクは制御可能」と述べるなど過度な不安が薄らいでいたものの、業界圧力が高まるとの警戒感が再び強まりそうだ。
 なお、香港(中国)では主要企業の四半期決算発表が進んでいる。本日は、中興通訊(763/HK)や天津創業環保集団(1065/HK)、あす26日は万洲国際(288/HK)や馬鞍山鋼鉄(323/HK)、ASMパシフィック・テクノロジー(522/HK)、華能国際電力(902/HK)、華電国際電力(1071/HK)、江西カン鋒リ業(1772/HK)、新疆金風科技(2208/HK)、中国アルミ(2600/HK)などが報告する予定だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。企業決算に対する期待感はあるものの、インフレの高進や中国の不動産引き締めが不安材料として意識されそうだ。


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