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2021/07/28 09:05

神経質な値動きか、中国の政策リスクを意識 無料記事

◆28日の香港マーケットは、中国の政策リスクが持続する中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.2%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.2%安とそろって6日ぶりに反落した。指数は前日まで連日で史上最高値を更新していただけに、高値警戒感が意識されている。中国がネット企業に対する規制を強化する中、香港株や上海株が連日で急落したことも投資家心理を冷やす一因となった。また、主力ハイテク株の四半期決算発表を引け後に控え、内容を見極めたいとするスタンスも強まっている。グーグルの持株会社アルファベット、アップル、マイクロソフトが引け後に報告した決算は、それぞれ予想を大幅に上回ったが、時間外取引では高安まちまちの値動きとなった。
 一方、中国国内の環境はネガティブ。ネット企業や教育産業に対する締め付け、不動産抑制策の強化など、中国当局は規制の動きを加速させている。直近では中国の工業情報化部が26日、インターネット業界の集中取締に着手すると発表した。域外マネーの流出も警戒。本土・香港間の相互取引スキームを通じた売買では、香港経由の本土株取引が大幅な売り越しを続けている。一部の海外ファンドが中国株の組み入れ比率を大幅に下げた――とも伝わった。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きとなろう。このところ急ピッチな下げが続いていることもあり、自律反発狙いの買いは期待できるものの、一段の買い材料には乏しい状況だ。国際通貨基金(IMF)が27日、世界経済見通しを更新し、中国の2021年成長率予想を引き下げたことも懸念材料となろう。なお今週は、中国で31日に7月製造業PMIの発表が予定されている。


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