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2021/08/10 08:45

上値の重い展開か、商品市況安が逆風に 無料記事

◆10日の香港マーケットは、商品市況安を嫌気し上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや不透明。昨夜の米株市場は、全体として方向感を欠いた。主要指標のNYダウが前営業日比0.3%安と3日ぶりに反落する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%高と反発している。米国や中国、東南アジアなどで新型コロナウイルス感染が拡大する中、景気の先行きが不安視された。商品市況安も逆風。NY市場ではWTI原油先物が2.6%安と大幅続落し、ロンドン金属取引所(LME)では銅やアルミなど主要産品の先物価格が急落した。ただ、米主要企業の業績期待は大きく、下値を叩くような売りはみられていない。アナリストが投資判断を引き上げた電気自動車(EV)のテスラが急伸し、ハイテクセクターの支えになった。
 一方、中国国内の環境は好悪材料が入り混じる状況。まず、景気懸念が高まっていることはマイナスだ。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、コロナ感染拡大を受けた制限措置により消費活動が落ち込むとして、7〜9月期と通年の中国経済成長率予想を下方修正している。先週7日に発表された今年7月の貿易統計では、輸出と輸入の伸び率が予想以上に前月から鈍化した。半面、経済対策の期待感は強まっている。中国当局は経済回復ペースの腰折れを回避するため、景気対策を強めるとの見方だ。前日の香港・本土市場では、経済対策の期待感で主要指数が安寄り後に切り返している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の政策期待は持続するものの、依然として景気懸念もくすぶる状況だ。商品市況安を受けて、関連銘柄が売りに押されよう。


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