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2021/09/13 08:52

売り先行か、内外環境が不透明 無料記事

◆週明け13日の香港マーケットは、内外環境の不透明感で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.8%安と5日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.9%安と3日続落した。米景気の回復ペース鈍化が引き続き警戒されたほか、インフレ高進を背景としたテーパリング(量的緩和の縮小)前倒しの不安も強まっている。米労働省が10日公表した8月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比で8.3%上昇し、2010年11月以降で最大の伸びを記録した。米10年債利回りが上昇に転じる中、金利高が逆風となるハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に売りが広がっている。
 中国国内の環境もやや不透明。中国人民銀行(中央銀行)が10日発表した金融統計では、人民元建て新規融資が予想を下回った。
 米中関係の改善期待もやや後退。先週10日午前、米中首脳が電話会談したと報じられ、両国の歩み寄りがいったんは好感されたものの、楽観は薄らぎつつある。英国メディアは11日までに、米政府が台湾に開設した「台北経済文化代表処」の名称を「台湾代表処」に変更することを検討していると報道。「一つの中国」を原則とする中国側の反発は必至だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行する可能性が高い。上述したように、内外環境の不透明感が投資家心理の重しとなる。また、先週末の本土市場では上海総合指数が2015年8月以来、約6年1カ月ぶりの高値水準を回復。売り圧力も意識されよう。もっとも、中国経済対策の期待感は根強く、下値を拾う動きはみられそうだ。


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