2022/01/11 08:54
しっかりか、中国経済対策に期待感
◆11日の香港マーケットは、中国経済対策の期待感でしっかりとした展開となろう。(亜州リサーチ編集部)
外部環境には不透明感が漂う。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前営業日比0.45%安と4日続落した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.04%高と5日ぶりに反発したが、安く推移する場面もみられている。金融引き締めの動きが引き続き警戒された。ゴールドマン・サックスのエコノミストは最新リポートで、今年の米利上げ回数を4回に上方修正し(従来は3回を予想)、早ければ7月にもバランスシートの縮小を始めると予想している。他方、米10年債利回りは一時、約2年ぶりとなる1.8%台に上昇したが、上昇の勢いは続かず、1.7%台に低下。ハイテク株などに押し目買いが入った。
一方、中国国内では、経済対策の期待感が高まっている。国務院(政府)は10日、専項債(公益事業向けに資金調達する特別地方債)の発行を加速し、投資拡大を支援する方針を示した。あわせて、消費拡大にも注力する。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国の新型コロナウイルス感染拡大など不安材料はあるものの、中国経済対策の期待感が引き続き相場を支えよう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境には不透明感が漂う。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前営業日比0.45%安と4日続落した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.04%高と5日ぶりに反発したが、安く推移する場面もみられている。金融引き締めの動きが引き続き警戒された。ゴールドマン・サックスのエコノミストは最新リポートで、今年の米利上げ回数を4回に上方修正し(従来は3回を予想)、早ければ7月にもバランスシートの縮小を始めると予想している。他方、米10年債利回りは一時、約2年ぶりとなる1.8%台に上昇したが、上昇の勢いは続かず、1.7%台に低下。ハイテク株などに押し目買いが入った。
一方、中国国内では、経済対策の期待感が高まっている。国務院(政府)は10日、専項債(公益事業向けに資金調達する特別地方債)の発行を加速し、投資拡大を支援する方針を示した。あわせて、消費拡大にも注力する。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国の新型コロナウイルス感染拡大など不安材料はあるものの、中国経済対策の期待感が引き続き相場を支えよう。
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