2021/07/15 08:56
神経質な値動きか、中国GDPを注視
◆15日の香港マーケットは、中国GDPなど経済指標発表を気にしながらの展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定的。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.1%高、機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数も0.1%高とそろって反発した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%安と続落したが、高く推移する場面もみられている。金融緩和の長期化観測が相場を下支えした。パウエル米連邦準備理事会(FRB)は14日に下院で議会証言し、インフレ高進は一時的なものだとの認識を繰り返した上で、雇用情勢の回復には時間がかかると強調。市場では、現行の緩和的な金融政策が当分続くと受け止められた。
一方、中国国内では本日の取引時間中(日本時間午前11時ごろ)に、4〜6月期のGDP成長率、6月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が報告される。注目のGDP成長率に関しては、前年同期比8.0%となり、前四半期(18.3%)から鈍化する見通しだ。各種月次統計に関しても、総じて前月実績を下回ると見込まれている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは中国指標に左右される展開か。指標の内容によっては、乱高下も予想される。中国GDPなどが予想以上に鈍化した場合、経済回復の遅れが意識されそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定的。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.1%高、機関投資家がベンチマークとして重要視するS&P500指数も0.1%高とそろって反発した。ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.2%安と続落したが、高く推移する場面もみられている。金融緩和の長期化観測が相場を下支えした。パウエル米連邦準備理事会(FRB)は14日に下院で議会証言し、インフレ高進は一時的なものだとの認識を繰り返した上で、雇用情勢の回復には時間がかかると強調。市場では、現行の緩和的な金融政策が当分続くと受け止められた。
一方、中国国内では本日の取引時間中(日本時間午前11時ごろ)に、4〜6月期のGDP成長率、6月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が報告される。注目のGDP成長率に関しては、前年同期比8.0%となり、前四半期(18.3%)から鈍化する見通しだ。各種月次統計に関しても、総じて前月実績を下回ると見込まれている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは中国指標に左右される展開か。指標の内容によっては、乱高下も予想される。中国GDPなどが予想以上に鈍化した場合、経済回復の遅れが意識されそうだ。
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