2021/07/06 08:49
しっかりとした展開か、中国の景気テコ入れ策に期待感
◆6日の香港マーケットは、中国の景気テコ入れ期待でしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定的。昨夜の米株市場は、米独立記念日の振替休日で休場だったが、場が開いていた欧州市場では、各国の主要株価指数が軒並み上昇した。域内経済の持ち直しが期待されている。6月のユーロ圏総合PMI(改定値)が前月から上昇し、2006年6月以来、15年ぶりの高水準に達した。また、ロンドン金属取引所(LME)では、アルミや銅など主要産品の先物価格が軒並み上昇している。
一方、中国国内では、当局の景気下支え策が期待されそうだ。直近で公表された景況感指数が総じて弱い内容となったことで、市場では中国経済回復の鈍化が懸念されている。中国人民銀行(中央銀行)は5日、各商業銀行による中小企業向け融資の拡大を奨励する方針を示した。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。中国経済の回復鈍化は依然として懸念材料となりそうだが、当局が景気対策を強めるとの期待にもつながる。先週の下げが大きかっただけに、政策で恩恵を受けやすい銘柄群などに買い戻しが入りそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定的。昨夜の米株市場は、米独立記念日の振替休日で休場だったが、場が開いていた欧州市場では、各国の主要株価指数が軒並み上昇した。域内経済の持ち直しが期待されている。6月のユーロ圏総合PMI(改定値)が前月から上昇し、2006年6月以来、15年ぶりの高水準に達した。また、ロンドン金属取引所(LME)では、アルミや銅など主要産品の先物価格が軒並み上昇している。
一方、中国国内では、当局の景気下支え策が期待されそうだ。直近で公表された景況感指数が総じて弱い内容となったことで、市場では中国経済回復の鈍化が懸念されている。中国人民銀行(中央銀行)は5日、各商業銀行による中小企業向け融資の拡大を奨励する方針を示した。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開となろう。中国経済の回復鈍化は依然として懸念材料となりそうだが、当局が景気対策を強めるとの期待にもつながる。先週の下げが大きかっただけに、政策で恩恵を受けやすい銘柄群などに買い戻しが入りそうだ。
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