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2022/01/20 08:46

神経質な値動きか、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆20日の香港マーケットは、好材料と悪材料が交錯する中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。昨夜の米市場は、主要指標のNYダウが前日比1.0%安と4日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.1%安と続落している。資源高を背景とした金融引き締め懸念が重し。WTI原油先物は1.8%高と3日続伸し、一時は87.92米ドルと7年3カ月ぶりの高値を付けた。複数の石油輸出国機構(OPEC)関係者は、数カ月内に100米ドルを突破する可能性を示唆している。高インフレに対応するため、米金融当局は大幅な利上げに踏み切るとの不安が広がった。金融や消費の大手企業に好決算が相次ぎ、指数は高く始まったものの、中盤から下げに転じている。
 一方、中国では本日朝方(日本時間午前10時15分ごろ)、銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が発表される予定。多数の市場関係者は、1年物、5年物ともに再引き下げが濃厚と予想した。住宅ローン金利の指標となる5年物は、2020年4月の引き下げ以降、据え置きが続いている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは好悪材料が入り混じる中で神経質な値動きか。インフレ加速の警戒感と中国の金融緩和期待が綱引きとなりそうだ。


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