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2022/02/25 08:56

神経質な値動きか、好悪材料が入り混じる 無料記事

◆25日の香港マーケットは、好悪材料が入り混じる中で神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は依然として不透明。ウクライナ情勢を巡っては、ロシア軍が軍事進攻を開始し、首都キエフを含む14の地域を攻撃した。空港を含む83の軍事施設を破壊したほか、チェルノブイリ原子力発電所などを掌握したもよう。それに対し、欧米はさらに強力な制裁措置を発動している。また、商品市場では、原油や穀物などが急騰した。欧州市場では、主要株価指数が軒並み急落している。
 ただ、米株市場はしっかり。主要指標のNYダウが前日比0.3%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が3.3%高とそろって6日ぶりに反発した。このところの急ピッチな下げを受け、押し目買いが入っている。米10年債利回りが急低下したことも、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株にとっての追い風となった。また市場には、ウクライナ情勢の緊迫を背景に、金融当局の引き締めスタンスが和らぐとの期待も広がっている。
 一方、内部的には経済政策の期待感が高まる状況。中国では来週末の3月5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。景気テコ入れに向け、各種方針が打ち出される見通しだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。上述したように、好材料と悪材料が交錯している。ウクライナ情勢を巡るニュースヘッドラインに一喜一憂する場面もありそうだ。
なお前日引け後に、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が四半期決算を発表。純利益は前年同期比74.3%減とさえなかった。


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