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2021/08/23 09:02

しっかりか、米ハイテク株高が支えに 無料記事

◆週明け23日の香港マーケットは、米ハイテク株高を支えにしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は落ち着きつつある。先週末の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.6%高と4日ぶりに反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は1.2%高と続伸した。業績期待のあるハイテク株が相場を押し上げる。業務ソフトの値上げを発表したマイクロソフトが3%近く上昇したほか、アップルやエヌビディアなども買われた。ただ、上値は限定的。新型コロナウイルス(デルタ型)の感染拡大に歯止めがかからず、経済動向の不透明感も漂っている。また、WTI原油相場が2.2%安と7日続落し、一時5月下旬以来の安値を付けたこともマイナス材料だ。
 一方、中国国内の環境は不透明。中国当局は各分野に対する締め付けを強めている。中国メディアはオンライン処方の厳格化を求める記事を掲載したほか、白酒価格を巡り当局が酒造メーカー各社と20日に会合を開いたと伝えられた。このほか国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室)は20日、自動車メーカーに「無秩序なデータ収集」を抑制するよう求めている。また、本土からの資金流出も警戒される状況。、本土・香港間の相互取引スキームを通じた売買は、香港経由の本土株取引が連日で大幅な売り越しとなっている。
 なお、株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は20日引け後、四半期ごとに行っている指数構成銘柄の定期見直しの結果を発表。ハンセン指数の構成銘柄には、新規に資産総額で国内6位の招商銀行(3968/HK)とガラス生産の信義玻璃HD(信義ガラス:868/HK)、スポーツ用品中国大手の李寧(リーニン:2331/HK)を組み入れる。除外銘柄は、国内銀行5位の交通銀行(3328/HK)だけだったため、構成銘柄は58→60に増加する運びだ(9月6日付で実施)。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国の締め付け懸念は売り材料として意識されそうだが、このところの下げが大きかったこともあり、先週の米ハイテク株高を支えに買い戻しが入る可能性もあろう。先週20日はハンセン指数が1.8%安と続落し、昨年11月以来の安値、上海総合指数は1.1%安と続落し、約3週ぶりの安値を付けていた。
 業績動向に着目した物色もあろう。香港・中国では主要企業の中間決算報告が本格化している。本日は恒基兆業地産(12/HK)や康師傅HD(322/HK)、中国海外発展(688/HK)、招金鉱業(1818/HK)、薬明生物技術(2269/HK)、新奥能源HD(2688/HK)、百盛商業集団(3368/HK)、京東集団(9618/HK)などが中間決算を発表する予定だ。


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