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2021/09/21 08:36

売り先行か、世界株安の連鎖を警戒 無料記事

◆21日の香港マーケットは、世界株安の連鎖を警戒し売り先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比1.8%安と3日続落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も2.2%安と続落した。投資家のリスク回避スタンスが鮮明化。中国不動産大手、中国恒大集団(3333/HK)の経営不安が高まる中、中国金融市場の混乱が世界市場にも及ぶと警戒された。「チャイナショック」が再来するとの見方も一部で広がり、世界株安の連鎖も危惧されている。欧州市場でも主要株価指数が軒並み急落し、非鉄や原油などの商品先物も下落した。
 一方、中国本土では、中秋節によりマーケットが前日ときょう21日が休場となっている(香港市場は22日が休場)。あす22日には、中国人民銀行(中央銀行)が9月分の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を発表する予定。市場コンセンサスでは、17カ月連続で据え置かれるとの見通しだが、一部では引き下げの可能性も指摘されている。なお、世界的に注目されている中国恒大集団の動向に関しては、今週23日に社債2本の利払い期日を迎えるほか、月内にさらに社債1本の利払いを控えており、その合計利息は合計で12億香港ドル(約170億円)相当に達する計算。中国恒大集団の債務リスクは、銀行や保険会社にもマイナス影響が及ぶとの懸念もある。
 こうした中、本日の香港マーケットは、世界株安の連鎖が警戒され、苦戦を強いられる展開となろう。中国恒大集団の債務問題に加え、中国当局が香港の大手デベロッパーにも圧力をかけていることが引き続き売り材料視されそうだ。また、休場明けの本土市場が急落するとの不安もある。


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