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2021/11/18 09:06

売り先行か、商品市況安が逆風に 無料記事

◆18日の香港マーケットは、商品市況安を嫌気し売り先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。なかでも、商品市況安がマイナスだ。米国と中国が原油の戦略備蓄を放出するとの観測を受け、昨夜のWTI原油先物は前日比3.0%安と大幅続落している。ロンドン金属取引所(LME)では、銅やアルミニウムなど主要産品の先物価格が軒並み下落した。また、欧州各国で新型コロナウイルス感染拡大が一段と進み、制限措置が強化されていることが懸念材料だ。米株安も逆風。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.3%安とそろって反落した。新規の買い材料に乏しい中、指数は最高値に接近していることもあり、いったん利益を確定する売りが優勢となっている。
 中国国内の環境にも不透明感が漂う。中国経済の回復ペース鈍化が依然として警戒されている。15日に公表された10月の各種経済統計では、不動産関連の各指標が軒並み低迷した。また、新型コロナウイルス国内感染が直近で減少しているにもかかわらず、中国各地で移動制限が強化されている。北京冬季オリンピックの開催を来年2月に控え、当局はコロナ感染対策を強化している。
 ただ、対外関係の悪化懸念が薄らいでいることはプラス。王岐山・副主席は17日のフォーラムで、「世界から孤立した状態で中国の発展はあり得ない」と発言し、世界経済成長のため各国と協力する姿勢や、外国からの投資開放を進める考えを示した。また、米中政府がそれぞれ、駐在記者のビザ制限を緩和したことも好材料だ。
 なお、香港(中国)では主要企業の決算発表が進んでいる。本日は、石薬集団(CSPCファーマシューティカル・グループ:1093/HK)や京東集団(JDドットコム:9618/HK)などが第3四半期決算、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)が中間決算を報告する予定だ。前日引け後に発表された決算では、インターネット検索最大手の百度集団(バイドゥ:9888/HK、BIDU/NASDAQ)の四半期決算が予想を上回っている。ただ、米市場に上場するADRは5.5%安で取引を終えた。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行する流れとなりそうだ。商品市況安を嫌気した関連銘柄の下げが全体相場の重しとなろう。


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