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2022/08/25 08:51

米株高好感でしっかりか、台風警報発令で香港前場取引停止も 無料記事

◆25日の香港マーケットは、米株高を手がかりに買い戻しが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はひとまず安定している。24日の米株市場は、過度な景気懸念が後退し、主要指標のNYダウが前日比0.2%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.4%高とそろって4日ぶりに反発した。指標改善を手がかりに、押し目買いが優勢となっている。この日公表された7月の米耐久財受注統計では、コア資本財が前月比0.4%増となり、市場予想を上回った(前月分は速報値から上方修正)。また、同月の中古住宅販売仮契約指数は前月比で低下したものの、予想ほど落ち込んではいない。もっとも、上値は限定されている。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策を見極めたいとするスタンスが続いた。パウエルFRB議長は26日、今週末(25〜27日)のジャクソンホール会議(各国の中央銀行関係者が集まる国際経済シンポジウム)で講演する予定。インフレ抑制のため、積極的な利上げを支持する発言をすると予想されていることが気がかりだ。
 一方、内部的には、電力需給ひっ迫がネガティブ材料。国内では猛暑による電力不足で、一部地域の計画停電は延長されている。工場の稼働停止や商業施設の時間制限が実施される中、経済活動の停滞が危ぐされる状況だ。また、主要企業の決算報告が進む中、業績不振の内容が散見されていることも不安材料となっている。
 なお、香港天文台は24日午後7時25分(現地時間)、台風9号(マーゴン)の接近を受け、台風警報のレベルを「シグナル3」から「シグナル8」に引き上げた。これを受けて香港証券取引所は25日、「シグナル8」以上の台風警報発令に関する取引規定により、本日のプレオープニングセッションを中止すると発表した。香港天文台の発表に基づくと、前場の取引も中止となる可能性が高い。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として下値の堅い展開か。米株がひとまず反発する中、このところに下げで値ごろ感の強まった銘柄群に買い戻しが入りそうだ(前日のハンセン指数は約5カ月半ぶりの安値)。ただ、積極的に買い進む材料にも乏しく、上値が限定されることも予想される。
 また、主要な中国企業の決算報告が香港で佳境入りする中、引き続き業績動向が注視されよう。本日は、中国石油天然気(857/HK)や中国海洋石油(883/HK)、青島ビール(168/HK)、江西銅業(358/HK)、安徽海螺水泥(914/HK)、AIAグループ(1299/HK)、中国中煤能源(1898/HK)、申洲国際集団HD(2313/HK)、中国電力国際発展(2380/HK)、中国人寿保険(2628/HK)、中海油田服務(2883/HK)、衆安在線財産保険(6060/HK)などが中間業績を公表する予定だ。


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