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2022/09/01 09:11

売り先行か、世界景気の冷え込みを警戒 無料記事

◆1日の香港マーケットは、世界景気の鈍化を懸念し売られる展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は依然としてネガティブ。8月31日の米株市場は、世界景気の冷え込みを警戒し、主要指標のNYダウが前日比0.1%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.6%安とそろって4日続落した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長や米地区連銀総裁など金融当局者から相次ぎ、インフレ抑制を優先する考えが示される中、金融引き締めの長期化が不安視されている。金利高による景気懸念も強まる状況だ。物価動向に関しては、欧州連合(EU)統計局が公表した8月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)が前年比9.1%上昇となり、再び過去最高を更新している。欧州でも利上げペースが加速するとの見方が広がった。
 一方、内部的には新型コロナウイルス感染の防疫措置強化が懸念材料。深セン市が7月29日から地下鉄24駅の封鎖など行動抑制を強化したことに続き、広州市でも7月31日に市内の一部で新たな感染抑制策を導入した。中国南部の主要都市がコロナ規制を強化したことで、サプライチェーンの混乱など中国経済の不透明感も増している。
 ほか、本日の取引時間中(日本時間10時45分ごろ)に、民間集計の8月財新・中国製造業PMIが発表される予定。市場予想では前回の50.4→50.0に低下する見込みだ。なお、前日公表された同月の製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.4となり、前月実績(49.0)と市場予想(49.2)を上回ったが、景況判断の境目となる50は前月に続き下回っている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として苦戦を強いられそうだ。中国経済対策の効果に対する期待感はあるものの、世界景気の鈍化懸念が投資家心理の重しとなろう。


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