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2022/09/21 08:41

上値の重い展開か、米金融政策を見極め 無料記事

◆21日の香港マーケットは、米金融政策の見極めで上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は依然として不透明。昨夜の米株市場では、米金融引き締め加速の警戒感が強まる中、主要指標のNYダウが前日比1.0%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.0%安とそろって反落した。米連邦準備理事会(FRB)は21日(日本時間22日未明)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。FOMCでは、3会合連続で通常の3倍にあたる0.75%利上げが決定される見込みだ。米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが一時11年ぶりの高水準に達し、米政策金利見通しの影響をより受けやすい2年債利回りは約15年ぶりの高水準を記録している。
 一方、内部環境は安定的。中でも、中国本土や香港で新型コロナウイルス流行がそろって落ち着きつつあることがプラスだ。中国当局は19日、外国人観光客の入国規制を一部緩和する計画を発表。香港の李家超・行政長官は20日、香港到着時の強制隔離措置を見直すと表明した。また、景気テコ入れ策に対する期待感も高まる。上海市政府は20日、総額1兆8000億人民元(約36兆8000億円)に上る各種インフラ投資計画を発表した。それより先、国家発展改革委員会の報道官は19日、景気回復を支援するため建設プロジェクト加速と国内消費拡大を図るという方針を示している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。中国の経済活動正常化や景気テコ入れ策に対する期待感はあるものの、米金融政策の動向が気がかりだ。米金利高を背景に、人民元安も進行。外国為替市場で対米ドルのオフショア人民元は、節目の7.0人民元を突破して推移している。資金流出の不安も高まる状況だ。


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