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2022/11/10 08:42

売り先行か、内外に不安材料 無料記事

◆10日の香港マーケットは、内外環境の不透明感で売り先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は不透明。9日の米株市場は、投資家の慎重スタンスが強まる中、主要指標のNYダウが前日比2.0%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.5%安とそろって4日ぶりに反落した。開票が進む米中間選挙では、マーケットが期待していた野党・圧勝とは言えない状況。民主党のバイデン政権が掲げる増税や規制強化などマーケットにネガティブな法案が成立しにくくなる――との期待がやや後退した。また、10日に公表される10月の米消費者物価指数(CPI)も気がかり材料。インフレ動向によっては、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが強まる恐れもある。ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)の価格が連日で急落していることもマイナス。暗号資産交換所FTXの資金繰りが厳しいと伝わり、金融市場全体への影響が懸念された。
 中国国内の環境も厳しい。中でも、新型コロナウイルスの感染拡大が不安材料だ。国内の新規感染者数は、連日で半年ぶりの高水準を更新している。当局は新型コロナ感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持しているだけに、行動抑制などの防疫措置も各地で強化された。中国経済の先行きも不安視。前日に公表された10月の物価統計では、消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に前月から鈍化し、生産者物価指数(PPI)は1年10カ月ぶりにマイナスとなった。国内の需要低迷が意識されている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行しそうだ。中国経済の先行き不透明感が続いていることや、米インフレ指標の発表が不安材料だ。


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