/ 詳細
検索 (期間指定)
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

2022/06/30 09:03

神経質な値動きか、中国PMIに注目 無料記事

◆30日の香港マーケットは、中国経済指標をにらみながら神経質な値動きか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境には不透明感がくすぶる。29日の米株市場は、好悪材料が入り混じる中で高安まちまちの展開だった。主要指標のNYダウが前日比0.27%高と3日ぶりに反発する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.03%安と3日続落している。インフレ抑制の期待感で米10年債利回りが低下傾向を示していることはプラスだが、リセッション(景気後退)の懸念がくすぶっていることはマイナスだ。
 一方、中国では本日(日本時間10時30分ごろ)、6月の製造業PMI(国家統計局などが集計)が公表される。直前の市場コンセンサス予想は、前回の49.6を上回る50.5で着地し、4カ月ぶりに節目の50を上回る見込みだ(非製造業PMIも節目の50を上回る予想)。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。海外に目立った手がかりが見られない中、中国経済指標をにらみながらの流れとなろう。景気持ち直しの期待が高まった場合、見直し買いが入る可能性が高い。ただ、景況感悪化が見込まれた場合は、売りに拍車がかかる恐れもあるので注意が必要だ。
 なお、あす7月1日は香港特別行政区成立記念日で香港市場が休場となる(本土市場は通常取引)。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース