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2022/09/02 08:52

上値の重い展開か、内外に不安材料 無料記事

◆2日の香港マーケットは、内外の懸念材料で上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境には不透明感が漂う。1日の米株市場は、8月米雇用統計の発表を翌日に控え、方向感を欠く展開となっている。主要指標のNYダウが前日比0.5%高と5日ぶりに反発する一方、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.3%安と5日続落した。米連邦準備理事会(FRB)は金融政策の方向性を決定するにあたり、雇用情勢も重点材料にする。内容を見極めたいとするスタンスが広がった。
 FRBはインフレ抑制のため、金融引き締めに舵を切っている。この日公表された経済指標では、米サプライマネジメント協会(ISM)の算出による8月の製造業景況感指数が予想外の底堅さを示し、米労働省による新規失業保険申請件数(週間)は3週連続で減少。債券市場では、米国債利回りが上昇した。
 一方、内部的には新型コロナウイルス感染の再拡大がネガティブ。新規感染者数の増加を受け、四川省成都市は1日の午後6時(現地時間)から事実上のロックダウン(都市封鎖)に突入した。北京市周辺や東北部、南部の一部地域でも行動抑制が強化されている。5年に1度の中国共産党大会は10月16日に北京で開催されると正式に発表される中、コロナ防疫措置も当分は続くと不安視される状況だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米国の金利高や中国のコロナ対策強化に加え、原油安も逆風となりそうだ(WTI原油先物は3.3%安と大幅続落)。ただ、大きく売り込む動きとはならないだろう。中国経済対策の効果が期待されている。国務院(内閣に相当)は8月31日の常務会議で、先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関し、9月上旬にも詳細を明らかにすると表明した。



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