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2022/04/04 09:00

方向感を欠く展開か、中国連休で様子見も 無料記事

◆週明け4日の香港マーケットは、中国連休で方向感を欠く展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はやや安定的。先週末の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.4%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.3%高とそろって3日ぶりに反発した。米雇用情勢の改善が好感される。朝方公表された今年3月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が予想をやや下回ったものの、1月と2月分が上方修正された。失業率は予想以上に改善し、新型コロナウイルス流行前の水準に戻りつつある。また、平均時給も予想以上に増えた。米消費活動が活発化すると期待される中、関連銘柄が物色されている。ただ、利上げ加速の警戒感はくすぶり、積極的に上値を買い進む動きとはならなかった。
 一方、中国国内の環境もそれほど悪くない。官民が発表した3月の景況感指数はそれぞれ悪化し、景気不安は高まったものの、逆に当局が景気対策を強めるとの見方も広がっている。ただ、新型コロナ感染拡大は不安材料。中国本土では先週、1日当たり新規感染者数が1万人の大台を突破した。
 なお、本土市場はきょう4日とあす5日が清明節の祝日で休場となる(香港市場はあす5日が休場)。
 こうした中、本日の香港マーケットは全体として方向感を欠く展開か。中国本土が清明節連休とあって、中国発のニュースフローに乏しい。先週末の米株高や、中国経済対策の期待感は支えになりそうだが、あすの休場を前に積極的な売買が手控えされそうだ。


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