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2022/06/23 09:00

下値を固める展開に、中国政府は経済対策を加速 無料記事

◆23日の香港マーケットは、中国景気対策の期待感で下値を固める展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は不透明。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.2%安と反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.1%安と3日ぶりに反落している。米景気懸念が上値を抑えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言では、「高インフレ抑制のため、継続的な利上げが適切」とこれまでの方針が繰り返されている。警戒されていたほど引き締めに強気な内容ではなかったものの、「利上げが経済の下押し圧力になる」との見方も根強く、指数は終盤に入り改めて売りが優勢となった。ブローカー各社はこのところ、米国がリセッション(景気後退)に陥るリスクを相次ぎ指摘している。
 一方、中国国内の環境はそれほど悪くない。新型コロナウイルスの感染状況が一部を除き落ち着いたことや、当局の強力な景気テコ入れ策が好材料だ。複数のメディアは22日、「中国政府は経済テコ入れのため、さらなる成長支援策を検討している」と報道。報道によれば、財政支出の強化と専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行の加速を促すようだ。
 ただ、国内の電力ひっ迫や洪水・土砂災害、不動産デベロッパーの債務問題は懸念材料としてくすぶる。碧桂園HD(2007/HK)や広州富力地産(2777/HK)など大手各社には、格付けを引き下げる動きもみられる状況だ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは下値固めの展開となろう。上述したように、不安材料は山積しているものの、中国当局が経済対策を強めていることが支えだ。前日のハンセン指数は構成銘柄がほぼ全面安となっており、足もとの急ピッチな下げを受けた自律反発狙いの買いも期待できよう。


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