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2022/07/25 08:49

売り先行か、欧米景気の先行き不安が重し 無料記事

◆週明け25日の香港マーケットは、欧米景気の先行き不安で売られる展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はネガティブ。22日の米株市場は、主要指標のNYダウが前日比0.4%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.9%安とそろって4日ぶりに反落した。欧米景気の先行き不安や一部ハイテク企業の決算不振が投資家心理を冷やしている。米S&Pグローバルが22日公表した7月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.5となり、景況判断の境目となる50を約2年ぶりに下回った。欧州でもユーロ圏総合PMIが予想に反し、節目の50を割り込んでいる。主要企業の四半期決算報告が進む中、写真・動画共有アプリのスナップの4〜6月期業績は予想を大幅に下回り、株価は39%安と暴落。他のSNS関連銘柄に売りが波及した。
 一方、内部的には、新型コロナウイルス感染拡大と住宅ローン不払い問題が引き続き懸念材料として意識されよう。国家衛生健康委員会が24日発表したところによれば、23日に確認されたコロナの新規市中感染(症状あり)は87人にとどまり、前日(128人)から減少したものの、政府は「ゼロコロナ」政策を堅持していることもあり、各地で行動制限が続いている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として苦戦を強いられそうだ。中国国内に新規のポジティブ材料が乏しい中、欧米景気の先行き不安が相場の重しとなろう。


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