2022/06/24 08:56
底堅く推移か、内外環境が改善
◆24日の香港マーケットは、内外環境の改善で底堅く推移する展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境は安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%高とそろって反発した。米金利低下が好感される。米国がリセッション(景気後退)に陥るリスクが指摘される中、米10年債利回りは約2週ぶりの水準に低下した。株価の割高感が薄れ、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に物色が広がっている。景気敏感株が売られ指数は安く推移する場面がみられたものの、指数は終盤に入り上昇の勢いを増した。
中国国内の環境も良好。中でも、経済対策に対する期待感の高まりがプラスだ。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認。習近平・国家主席は同日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明した。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅い展開か。上述したように、米金利低下と中国経済対策が相場の支えとなりそうだ。ただ、景気懸念は依然としてくすぶっていることもあり、上値は限定される可能性もある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境は安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.6%高とそろって反発した。米金利低下が好感される。米国がリセッション(景気後退)に陥るリスクが指摘される中、米10年債利回りは約2週ぶりの水準に低下した。株価の割高感が薄れ、ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株に物色が広がっている。景気敏感株が売られ指数は安く推移する場面がみられたものの、指数は終盤に入り上昇の勢いを増した。
中国国内の環境も良好。中でも、経済対策に対する期待感の高まりがプラスだ。国務院(内閣に相当)は22日、李克強・首相の主宰で常務会議を開き、自動車消費などの支援策を強化する方針を確認。習近平・国家主席は同日、今年の経済目標を達成する方針を改めて表明した。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅い展開か。上述したように、米金利低下と中国経済対策が相場の支えとなりそうだ。ただ、景気懸念は依然としてくすぶっていることもあり、上値は限定される可能性もある。
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