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2022/09/09 08:42

底値固めの展開か、値ごろ感に着目 無料記事

◆9日の香港マーケットは、底値固めの展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は依然として不透明。欧州や米国など各国の金融引き締めスタンスがネガティブ材料だ。欧州中央銀行(ECB)は8日、主要政策金利を0.75%引き上げることを決定。7月に続く大幅利上げで、今回の利上げ率は通貨ユーロの誕生以来で最大となる。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は同日、「最優先課題はインフレ退治」と改めて強調。今月20〜21日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では、通常の3倍にあたる0.75%利上げが決定される見通しが更に強まった。米10年債利回りも上昇している。7日の米株市場は上昇したものの、安く推移する場面もみられ、全体としては上値が重かった(主要指標のNYダウが前日比0.6%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も0.6%高とそろって続伸)。
 一方、内部的には行動制限の継続が不安材料。中国で新型コロナウイルス感染の新規感染者数は、やや減少しているものの、防疫対策のロックダウン(都市封鎖)は各地で継続されている。5年に1度の中国共産党大会が10月16日に北京で開催されるだけに、閉幕するまで抑制措置が緩和されることはないとの見方だ。
 なお、本日は(日本時間10時30分ごろ)、今年8月の中国物価統計が公表される予定。市場コンセンサスでは、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比2.8%(前月は2.7%)、生産者物価指数(PPI)が3.2%(同4.2%)で着地する見通しとなっている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは底値固めの展開となろう。上述したようにマイナス材料は山積しているものの、香港株はこのところの下げが急ピッチなこともあり(ハンセン指数は6日続落で6カ月ぶり安値)、自律反発狙いの買いも期待できよう。また、中国当局の景気テコ入れ策に対する期待感も根強い。国務院が先ごろ策定した19項目にわたる新たな経済対策パッケージに関しては、近く詳細が公表される見通しだ。
 なお、週明け12日は中秋節の祝日に絡み、香港と本土のマーケットが休場となる。翌13日に通常取引が再開される。


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