2022/05/05 08:58
しっかりか、米金融政策の不透明感払しょく
◆5日の香港マーケットは、米金融政策の不透明感後退でしっかりとした展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比2.8%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が3.2%高とそろって3日続伸した。急速な金融引き締めの警戒感が薄らぎ、投資家に買い安心感が広がっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は市場で警戒されていた6月の0.75%利上げに消極的な姿勢を示した。FOMCでは予想通り通常の2倍となる0.5%の利上げと資産圧縮の開始を決定。指数は小動きだったが、パウエル議長の会見を受けて急上昇した。10年債利回りと2年債利回りが急低下する中、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が軒並み買われている。
一方、中国国内に目立った取引材料はみられない。本土市場はメーデーの祝日により4日まで休場だった(5日から通常取引再開)。相場に影響を与えるような政策や経済関連のニュースフローにも乏しい状況だ。
こうした中、本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米金融政策の不透明感払しょくが香港でも好感されそうだ。また、人民元安基調の一服もプラス材料。オフショア人民元は3日に約1年半ぶりとなる6.68人民元台を記録していたが、5日朝方は6.62人民元台で推移している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はポジティブ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比2.8%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が3.2%高とそろって3日続伸した。急速な金融引き締めの警戒感が薄らぎ、投資家に買い安心感が広がっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は市場で警戒されていた6月の0.75%利上げに消極的な姿勢を示した。FOMCでは予想通り通常の2倍となる0.5%の利上げと資産圧縮の開始を決定。指数は小動きだったが、パウエル議長の会見を受けて急上昇した。10年債利回りと2年債利回りが急低下する中、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が軒並み買われている。
一方、中国国内に目立った取引材料はみられない。本土市場はメーデーの祝日により4日まで休場だった(5日から通常取引再開)。相場に影響を与えるような政策や経済関連のニュースフローにも乏しい状況だ。
こうした中、本日の香港マーケットは全体としてしっかりとした展開か。上述したように、米金融政策の不透明感払しょくが香港でも好感されそうだ。また、人民元安基調の一服もプラス材料。オフショア人民元は3日に約1年半ぶりとなる6.68人民元台を記録していたが、5日朝方は6.62人民元台で推移している。
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