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2022/10/20 08:54

売り先行か、内外に不安材料 無料記事

◆20日の香港マーケットは、内外の不安材料で売り先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。19日の米株市場では、米金利高が嫌気され、主要指標のNYダウが前日比0.3%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.9%安とそろって3日ぶりに反落した。米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが約14年ぶり、米政策金利見通しの影響をより受けやすい2年債利回りは約15年ぶりの高水準に達している。9月の英消費者物価指数(CPI)が前年同月比10.1%上昇となり、約40年ぶりの高水準を記録するなど世界的なインフレ懸念が高まり、欧米の金融当局は積極的な利上げを続けるとの見方が広がった。主要企業の7〜9月期決算で、市場予想を上回る発表が相次いぐ中、朝方は小高く推移していたものの、指数は徐々にマイナスに転じている。
 中国国内の環境も不透明。国内経済の停滞が懸念されている。中国当局が新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を持続する中、本土の一部地域では行動抑制など防疫措置が強化される状況だ。人民元安の進行も不安材料。19日の外国為替市場では、対米ドルのオフショア人民元が過去最安値を更新した。
 なお本日は、中国人民銀行(中央銀行)が銀行貸し出しの指標となる10月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を発表する(日本時間午前10時15分ごろ)。市場コンセンサス予想では、1年物(前月は3.65%)と5年物(同4.30%)がそれぞれ前月(9月)に続き据え置かれる見通しだ。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは売り先行しそうだ。上述したように、内外に悪材料が重なっている。ただ、大きく売り込む動きにもならないだろう。中国共産党大会が開催中とあって、本土市場には「国家隊」と呼ばれる政府系資金による株価下支えの期待もある。


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