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2022/08/12 08:48

上値の重い展開か、米ハイテク株安が逆風に 無料記事

◆12日の香港マーケットは、米ハイテク株安を嫌気し上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境には不安材料がある。11日の米株市場は、米金融政策の不透明感で方向感を欠いた。主要指標のNYダウは前日比0.1%高と小幅ながら続伸したが、ハイテク株比率の大きいナスダック指数は0.6%安と反落している。インフレはピークアウトした可能性があるとの見方で株高が進んだものの、長期債利回りの上昇を懸念し、引けにかけてNYダウは下げ幅を縮小。ハイテクなど高PER(株価収益率)のグロース(成長)株が売られ、ナスダック指数はマイナスに転じた。
 朝方公表された7月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を下回り、約2年ぶりの水準に低下。前日発表された米消費者物価指数(CPI)も下振れしている。ただ市場では、「インフレは依然として高止まりしている」として、今後の利上げ加速の警戒感も再び高まった。
 一方、中国国内では、新型コロナウイルス感染再拡大がネガティブ材料。新規感染者数が増加しつつある中、足もとでは、製造業の拠点が集中する複数地域でロックダウン(都市封鎖)が導入された。
 指標発表も気がかり。中国では週明け15日、7月の各種統計が公表される予定だ(小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など)。金融統計も15日までに報告される。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として上値の重い展開か。米ハイテク株安が嫌気されるほか、中国のコロナ防疫措置強化が懸念材料だ。また、週明けに中国指標がまとめて公表されることも買い手控え要因となろう。香港上場企業の決算報告が進む中で、目先は業績動向を材料にした物色となりそうだ。本日は華潤水泥HD(1313/HK)や金沙中国(1928/HK)、紫金鉱業集団(2899/HK)などが中間決算を発表する。


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