2022/03/03 08:44
中国経済対策の期待感でしっかりか、外部環境はひとまず安定
◆3日の香港マーケットは、中国経済対策の期待感でしっかりか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はひとまず安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.8%高と3日ぶりに反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.6%高と反発した。米金融政策の不透明感が後退。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は議会証言で、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%利上げすることを支持すると明言した。市場の一部では大幅利上げ(0.5%)が予想されていたこともあり、安心感が広がっている。雇用情勢の安定もプラス。今年2月のADP全米雇用リポートでは、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が予想を大幅に上回った。また、ロシアが2日、ウクライナとの停戦交渉を再開すると発表したことも好材料。交渉自体は難航すると予想されるものの、協議継続が地政学リスクをやや和らげさせた。
一方、中国国内では経済対策の期待感が高まる状況。あす4日には、重要政治イベントの「両会」(全国政治協商会議と全国人民代表大会)がスタートする。景気テコ入れに向け、各種の方針が打ち出される見通しだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。外部環境がいったん落ち着く中、中国経済対策の期待感が広がりそうだ。ただ、ウクライナ情勢を巡る警戒感は依然として根強い。関連するニュースヘッドラインに一喜一憂する場面もあろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はひとまず安定している。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが前日比1.8%高と3日ぶりに反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も1.6%高と反発した。米金融政策の不透明感が後退。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は議会証言で、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%利上げすることを支持すると明言した。市場の一部では大幅利上げ(0.5%)が予想されていたこともあり、安心感が広がっている。雇用情勢の安定もプラス。今年2月のADP全米雇用リポートでは、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が予想を大幅に上回った。また、ロシアが2日、ウクライナとの停戦交渉を再開すると発表したことも好材料。交渉自体は難航すると予想されるものの、協議継続が地政学リスクをやや和らげさせた。
一方、中国国内では経済対策の期待感が高まる状況。あす4日には、重要政治イベントの「両会」(全国政治協商会議と全国人民代表大会)がスタートする。景気テコ入れに向け、各種の方針が打ち出される見通しだ。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。外部環境がいったん落ち着く中、中国経済対策の期待感が広がりそうだ。ただ、ウクライナ情勢を巡る警戒感は依然として根強い。関連するニュースヘッドラインに一喜一憂する場面もあろう。
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