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2022/08/18 08:57

米株安で売り先行か、テンセントの株価動向を注視 無料記事

◆18日の香港マーケットは、米株安を嫌気した売りが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はややネガティブ。17日の米株市場は、米消費動向の不透明感が強まる中、主要指標のNYダウが前日比0.5%安と6日ぶりに反落し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が1.3%安と続落した。小売大手の好決算が相次いだ前日から一転、17日に報告された小売大手の四半期決算は投資家の失望を呼ぶ内容となっている。小売大手ターゲットの第2四半期決算は予想を超える90%減益となり、既存店売上高の伸びも予想に届かなかった。また、7月の米小売売上高は前月並みにとどまり、6月分は下方修正されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月開催分)の公開後、NYダウは下げ渋る場面がみられたものの、買いの勢いは続かなかった。議事要旨では、一部のメンバーが「ある時点で利上げペースを減速させることが適切」と判断していることが判明。ただ、「インフレ圧力が弱まっている証拠はない」との指摘もあり、10年債利回りは上昇した。
 一方、内部的には、好悪材料が入り混じる状況だ。中国経済の不透明感が強まっていることはマイナス。国内では新型コロナウイルスの新規感染数が増加しているほか、猛暑による電力不足の影響で、一部地域では工場操業が一時停止されている。他方、景気対策に対する期待感は持続。胡春華・副首相は17日、経済情勢は更に鈍化する恐れがあるとして、国内消費の回復を加速させる必要性に言及した。それより先、李克強・首相は16日、経済下支えのためマクロ経済政策を強化し、消費促進と投資拡大に向けた措置を拡大すると表明している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として神経質な値動きか。米株安が嫌気されるほか、中国経済の不透明感が投資家心理の重しとなりそうだ。ただ、中国の景気対策に対する期待感も根強く、下値を拾う動きには期待したい。
 なお香港では、主要な中国企業の決算報告が本格化している。本日は、吉利汽車HD(175/HK)や銀河娯楽集団(27/HK)、東亜銀行(23/HK)、百盛商業集団(3368/HK)、網易(9999/HK)、あす19日は、小米集団(1810/HK)や招商銀行(3968/HK)、TCL電子HD(1070/HK)、新奥能源HD(2688/HK)、中国建築国際集団(3311/HK)、洛陽欒川モリブデン集団(3993/HK)などが中間業績を公表する予定だ。
 前日公表された注目の決算では、薬明生物技術(ウーシー・バイオロジクス:2269/HK)の中間業績が38%増益で予想を上回っている。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)の4〜6月期業績は56%減益となり、予想を大幅に下回った。テンセント株は指数寄与度が大きいこともあり、株価動向が注目される。


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