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2022/09/19 09:02

下値固めの展開か、中国成都市はロックダウン解除 無料記事

◆週明け19日の香港マーケットは、下値固めの展開となりそうだ。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はネガティブ。先週末の米株市場は、物流大手の急落が尾を引き、主要指標のNYダウが前日比0.5%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.9%安とそろって続落した。米物流大手フェデックスの発表した6〜8月期決算は予想を下回ったうえ、世界的な景況感悪化を理由に通期の業績予想が撤回された。同社株は20%超下落。世界景気の先行き不安が改めて意識され、景気敏感株に売りが広がっている。ただ、指数は下げ幅をやや縮小させた。米ミシガン大学が16日公表した9月の消費者信頼感指数(速報値)は59.5となり、前月(58.2)から上昇。1年物と5年物のインフレ期待は前回から低下した。
 一方、中国では経済活動正常化の期待が高まる状況。四川省成都市は本日(19日)、新型コロナウイルス流行が落ち着いたとして、事実上のロックダウン(都市封鎖)措置を市内全域で解除する。5年に1度の中国共産党大会(10月16日に北京で開幕)を控え、依然として警戒感は残るものの、ひとまず安心材料となりそうだ。また、香港のコロナ流行も落ち着きつつある。香港衛生当局が18日夕方発表したところによれば、17日の新規市中感染者数は7190人となり前日から959人減少した。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは下値固めの展開となろう。世界景気の先行き不安は根強いものの、中国の経済活動正常化期待が相場を下支えしそうだ。


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