◆31日の香港マーケットは、中国経済の持ち直し期待で底堅い展開か。(亜州リサーチ編集部)
　外部環境は安定的。昨夜の米市場はメモリアルデーの祝日で休場だったが、場が開いていた欧州市場は堅調な値動きだった。また、商品相場はロンドン金属取引所（LME）で主要産品先物が軒並み上昇し、NY市場でWTI原油先物が約2カ月半ぶりの高値を付けている。
　一方、中国では本日、5月の製造業PMI（国家統計局などが集計）が公表される予定（日本時間10時ごろ）。直前の市場コンセンサス予想は、前回の47.4をやや上回る48.9で着地する見込みだ（非製造業PMIもやや上回る予想）。
　こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅く推移か。中国景況感の内容によっては相場が乱高下する恐れもありそうだが、中国の経済活動再開や景気刺激策の期待感が相場を支えよう。中国本土で新型コロナウイルスの1日当たり新規感染者数は減少傾向にあり、一部では「ピークは過ぎた」との声も聞かれる。早期の経済持ち直しが期待できる状況だ。




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