/ 詳細
検索 (期間指定)
期間

2022/09/08 08:54

買い先行か、米株急反発が追い風 無料記事

◆8日の香港マーケットは、米株高で買い先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境は安定的。7日の米株市場は、金利低下が好感され、主要指標のNYダウが前日比1.4%高と3日ぶり、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.1%高と8日ぶりにそれぞれ反発した。米債券市場では、高い水準で推移していた米10年債利回りが急低下している。米大幅利上げをいったん織り込んだとの見方。FED(連邦準備制度)ウォッチャーによれば、今月20〜21日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)では、通常の3倍にあたる0.75%利上げが決定される見通しだ。また、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長が7日、利上げが経済成長のリスクになる可能性に言及したことも過度な引き締め懸念を薄らげている。主要株価指数はこのところ大幅に売られていたこともあり、買い戻しに拍車がかかった。
 一方、内部的には景気テコ入れ期待の高まりがプラス。7日に公表された8月の中国貿易統計が大幅に下振れたことを受け、当局が経済対策を強めるとの観測が広がっている。それより先の5日、国家発展改革委員会は「景気支援を適切に強化する」と表明。また、習近平・国家主席は6日、半導体を巡り米国が中国に圧力をかけていることを背景に、「ハイテク分野で中核技術を発展させることが重要」と述べた。
 なお、中国では、あす9日(日本時間10時30分ごろ)、今年8月の物価統計が公表される予定。市場コンセンサスでは、消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比2.8%(前月は2.7%)、生産者物価指数(PPI)が3.2%(同4.2%)で着地する見通しとなっている。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体として底堅い展開か。米金利低下を受けた、昨夜の米株高が好感されそうだ。中国経済対策の期待感も支えとなろう。ただ、中国物価統計の発表をあすに控え、買い進む動きも限定されそうだ。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース同じカテゴリーのニュース