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2022/09/29 09:05

買い先行か、米金利低下を好感 無料記事

◆29日の香港マーケットは、米金利低下を好感した買いが先行する流れか。(亜州リサーチ編集部)
 外部環境はポジティブ。28日の米株市場では、米金利の急低下を手がかりに、主要指標のNYダウが前日比1.9%高と7日ぶりに反発し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.1%高と続伸した。英イングランド銀行(中央銀行)が市場安定化に向け国債の緊急買い入れを実施すると発表し、英10年債利回りは急低下。米債券市場にもその流れが波及し、米10年債利回りは12年ぶりとなった4.0%台→3.7%台に落ち着いた。
 内部環境も悪くない。中国経済の先行き不安がくすぶる一方で、中国当局は景気テコ入れスタンスを鮮明化させている。中国人民銀行(中央銀行)は28日、製造業の設備更新を支援するため、2000億人民元(約4兆円)の低利融資制度を開始したと発表した。また人民銀はリバースレポ取引を通じ、連日で巨額の資金を市場に供給している。
 こうした中、本日の香港・本土マーケットは買い先行しそうだ。上述したように、米金利低下が好材料となる。人民元安も一服。28日の外国為替市場で対米ドルのオフショア人民元は一時7.26人民元台となり過去最安値を更新したが、アジア時間29日朝方は7.17人民元台に戻している。


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