2022/10/06 08:53
上値の重い展開か、米金利高に警戒感
◆6日の香港マーケットは、米金利高を懸念し上値の重い展開か。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はややネガティブ。5日の米株市場では、前日まで急伸した反動で、主要指標のNYダウが前日比0.1%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.2%安とそろって3日ぶりに反落した。NYダウは前日までの2営業日で、約5.5%も上昇していただけに、いったん利益を確定する動きが優勢となっている。米長期金利が再び上昇していることも不安材料。今年9月のADP全米雇用リポートで、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が予想を大幅に上回ったことや、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数が上振れたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)は積極的な利上げを継続するとの警戒感が再燃した。米10年債利回りは前日の3.6%台→3.7%台に上昇している。
一方、中国国内に目立った材料はない。中国は10月1日に国慶節の大型連休がスタートし、本土マーケットは今週いっぱい(3〜7日)休場となる。相場に影響する経済指標の発表もなく、政策動向などのニュースフローにも乏しい状況だ。
こうした中、本日の香港マーケットは全体として上値の重い展開か。中国発の目新しい取引材料がない中、米金利高が懸念材料として注目されそうだ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はややネガティブ。5日の米株市場では、前日まで急伸した反動で、主要指標のNYダウが前日比0.1%安、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が0.2%安とそろって3日ぶりに反落した。NYダウは前日までの2営業日で、約5.5%も上昇していただけに、いったん利益を確定する動きが優勢となっている。米長期金利が再び上昇していることも不安材料。今年9月のADP全米雇用リポートで、(政府部門を除く)非農業部門の雇用者数が予想を大幅に上回ったことや、米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業景況感指数が上振れたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)は積極的な利上げを継続するとの警戒感が再燃した。米10年債利回りは前日の3.6%台→3.7%台に上昇している。
一方、中国国内に目立った材料はない。中国は10月1日に国慶節の大型連休がスタートし、本土マーケットは今週いっぱい(3〜7日)休場となる。相場に影響する経済指標の発表もなく、政策動向などのニュースフローにも乏しい状況だ。
こうした中、本日の香港マーケットは全体として上値の重い展開か。中国発の目新しい取引材料がない中、米金利高が懸念材料として注目されそうだ。
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