2022/10/24 09:06
しっかりか、米利上げペース減速観測が支え
◆週明け24日の香港マーケットは、米利上げペースの減速観測が相場を支える流れか。(亜州リサーチ編集部)
外部環境はポジティブ。21日の米株市場では、米利上げペース加速の警戒感が後退し、主要指標のNYダウが前日比2.5%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.3%高とそろって3日ぶりに急反発した。米紙は21日、「11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)は、12月会合に利上げペースを緩めることを協議する」と報道。また、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、過度な金融引き締めによる景気後退を避けるため、利上げ幅縮小を検討する時期に来ていると述べた。米10年債利回りは一時、2007年以来の高水準を付けていたが、報道後、急速に低下している。
一方、中国国内では、金融・財政に対する不透明感がくすぶる状況。共産党大会閉幕後に第20期中央委員会第1回全体会議(1中全会)が開催され、最高指導部のメンバーが決定されたが、経済通と言われる李克強・首相の指導部入りはなかった。また、中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は中央委員会メンバーに選出されなかったことにより、退任する可能性が高まっている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国経済対策に対する不透明感はくすぶるものの、米利上げペース加速の懸念後退は相場の下支え要因となろう。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
外部環境はポジティブ。21日の米株市場では、米利上げペース加速の警戒感が後退し、主要指標のNYダウが前日比2.5%高、ハイテク株比率の大きいナスダック指数が2.3%高とそろって3日ぶりに急反発した。米紙は21日、「11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備理事会(FRB)は、12月会合に利上げペースを緩めることを協議する」と報道。また、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は、過度な金融引き締めによる景気後退を避けるため、利上げ幅縮小を検討する時期に来ていると述べた。米10年債利回りは一時、2007年以来の高水準を付けていたが、報道後、急速に低下している。
一方、中国国内では、金融・財政に対する不透明感がくすぶる状況。共産党大会閉幕後に第20期中央委員会第1回全体会議(1中全会)が開催され、最高指導部のメンバーが決定されたが、経済通と言われる李克強・首相の指導部入りはなかった。また、中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は中央委員会メンバーに選出されなかったことにより、退任する可能性が高まっている。
こうした中、本日の香港・本土マーケットは全体としてしっかりとした展開か。中国経済対策に対する不透明感はくすぶるものの、米利上げペース加速の懸念後退は相場の下支え要因となろう。
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